正しいブラッシングによる口臭予防
口臭の対策・予防方法の中で最も効果的なのが、
口腔内の清潔を保つことです。
正しい歯磨きをすることで、約80%の口臭原因を防ぐことができると
言われています。毎日歯磨きをしている人がほとんどでしょうが、
一回の歯磨きの時間をみなさんはどのぐらい取っているでしょう?
専門医が勧める正しいブラッシングの時間は約15分といわれます。
しかしほとんどの人が5分ともたずに、歯磨きを終えているのが現状では
ないでしょうか?ある統計によると、最も多い歯磨きの時間は、
3分前後ということでした。
はっきりと申し上げますが、3分では、正しいブラッシングをするには、
短すぎると言えます。
器用な人であれば電動歯ブラシを使えば、3分でも、しっかりと磨き上げることも可能でしょう。しかし、それでも歯並びによっては個人差もあるため、電動歯ブラシといえども、決して万能ではありません。
電動歯ブラシを使っているのであれば、磨き残しがないか、しっかりとチェックする必要があります。
正しいブラッシングのポイントは、「1本1本を丁寧にやさしく磨く」
ということに尽きます。
急いで一気に磨いてしまう人をよく見かけますが、これでは、ブラッシングの効果は半減してしまいます。
特に、凸凹とした奥歯の表面や、歯と歯の間、歯茎と歯の間、歯の裏面と
付け根の部分などは、歯垢が溜まりやすく、放置すると口臭の原因だけで
なく、虫歯の原因にもなるので注意しましょう。
そして、もうひとつのポイントとしては、磨きにくいところから、
ブラッシングを始めることです。
歯磨きに特別な順番はありませんが、磨きにくいところからブラッシング
することで、磨き残しを防ぐという効果があります。
また歯ブラシの、使う場所にもこだわると効果的です。
表面の歯なら、全体を、歯と歯の間や、歯と歯肉の間であれば、
サイドの部分を、歯の裏や奥の方なら、かかと部分やつま先部分などを正しく使うことで、歯垢の磨き残しを無くすようにします。
また、慣れるまでは、鏡を使ってチェックすると良いでしょう。
歯ブラシの持ち方や使い方次第で、健康的なお口のエチケットが可能です。
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